①想いを届ける贈り物
モノが贈られて来た時に感動したことはあるでしょうか?
私は、贈答品を受け取った時に『相手が私のことを想いながら、モノを選ぶ時間を取ってくれたこと』にいつも感動します。
人にモノを送る行為は、モノを通して「相手に感謝、御礼等を伝えること。」だと思います。
だからこそ、送り手の感謝、御礼を伝える贈答品は「想いを彩るモノ」でなくてはならないと考えました。
昨年10月から、素麺で「送り手の想いを彩るモノ」を実現しようと構想を練りはじめ、まず桐箱メーカーと打ち合わせに打ち合わせを重ね、パッケージ、和紙にもこだわり少しずつ、『想い伝える贈答品』が形になってきました。
少しずつ贈答品素麺の製作過程、こだわりをInstagramにアップして行こうと思うので、ご覧頂ければ幸いです。
②試行錯誤を積み重ねる
昨年10月に「送り手の想いを彩るモノ」を贈答品素麺として作成しようと、高いハードルを課したので、形にするまで多くの時間が掛かりました。
ただ、素麺もそうですが、職人はモノ作りに妥協はしません。
打ち合わせは、箱だけでも、木の色、質感、手触り、素麺と合う見栄えの良い寸法、蓋の形状、開けた時の感動をどう演出、彩れるのか、ロゴの形、位置、大きさ、印刷方法等々。
他にも和紙、シール1つ1つにもこだわりを反映する為に、箱や紙、シール等の業者、デザイナーの方々に試作品を作っては改善し、作っては改善し、少しずつ現時点での理想の形が見えてきました。
本当に納得がいくモノを製作するのは、試行錯誤の連続ですが、マルカツ製麺所の素麺を通して、『感謝や御礼の想い』を伝えるお手伝いをするには、素麺以外にもこのくらいのこだわりがないと失礼ですよね。
1つ1つ丁寧に積み重ね、皆様に素麺をお届け致します。
③「想い」を乗せる
贈答品にラッピングがしてあるだけで、モノが大切にされている感覚を覚えませんか?
贈答品を考案する日々の中で、贈るモノにどれだけ「想い」を乗せられるかが大切なのではないかと考え、印籠蓋タイプの桐箱に辿り着きました。
昨年まで使用していた桐箱は、そうめん組合で長年使い続けてきた落し蓋で、贈られた側の顧客の気持ちになって蓋を開けた時の特別感を考えると、贈り主の「想い」を十分に乗せられているのかと疑問を持ちました。
商品1つとってもこれまでの常識、今までの普通を疑い、お客様がどうすれば喜ぶのか、また贈られた先でのお客様がどうすれば贈り主の「想い」を感じで頂けるのか試行錯誤すると、自然と答えが見えてくるものではないのかと思います。
今年から、印籠蓋タイプの桐箱の贈答品素麺を少しずつネットでお問い合わせ頂いたお客様にも届けられるような体制を整えておりますので、最初の頃は数量が限られると思いますが、応援頂ければ幸いです。
④目立つのは贈り主の「想い」
商品はあくまで添え物。
贈答品を贈る時に大切なのは、贈り主の「想い」を届けることではないかと思います。
私が、贈答用素麺を考える時に特にこだわったのは、マルカツ製麺所を極力目立たなくすることです。
そのこだわりが一番出たのは、桐箱のレイアウトかもしれません。桐箱の真ん中にシンプルに「MARUKATU」と印字したのみで、桐箱だけ見ただけでは中に何が入っているか分からない様にしてます。
贈り主の「想い」を届ける為には、箱を開けた時の期待感、特別感を演出することと、製麺所や素麺等の情報を極力削ることで、商品はあくまで贈り主の「想い」の添え物になるのではないかと考えて、商品を1つ1つ形にしていきました。
桐箱の表面の「MARUKATU」の小さなロゴで、少しでもこだわりが伝わると本当に嬉しいです。
⑤味が全て
素麺職人の結果は「味」だと思います。
どんなに贈答品の外側にこだわっても、結果が伴わないと、今後もお選び頂き続けることは難しいと考えています。
私は、まだまだ素麺職人としては若いですが、『若いということは、まだまだ素麺と向き合い、追求し続ける時間が長い』と認識してます。
贈答品の素麺も、今年のベストを来年、再来年のベストが次々と乗り越え続けていくことが、素麺で皆様の期待にお応えすることだと思っています。
2018年に自分のベストと、小豆島の自然、環境、風土と共創した「味」を込めた素麺に1つ1つ感謝の心を込めてお送りします。
最後に、6月贈答品素麺のBASEでの販売個数は、本日より限定10箱とさせて頂きます。贈答品として、皆様、皆様の大切な方々に少しでも喜んで頂けると幸いです。
※現在、贈答品素麺のお問い合わせ数や注文数量が増えており、BASEで販売出来る個数に限りが出る可能性が高いので、Instagramで販売出来る個数が整い次第、随時お知らせしていきたいと思います。どうぞご了承ください。